2022.3.5.
もうすぐ春だからというわけではないのですが、春という季節は何かを始めるいいきっかけを作ってくれる季節だと思うんですよね。
以前投稿でも日本画を少しかじっていましたと紹介をさせていただきましたし、先日の神戸北野でのアート散策も刺激となって、何か創作活動をしてみたいなと思い立ち、神戸市近辺で通える教室はないものかと、しばらく検索の日々を過ごしておりました。
土日に通えて、日本的なもので、という条件でいろいろ調べた結果、ある先生にたどり着き、今日はその先生がギャラリーで作品を展示するというので、早速見に行ってきました。
残念ながら先生にはお会いすることができませんでしたが、3月末に教室の見学を予約させていただいたので、内容はまたその時にご報告できたらと思います。
さて、こちらはギャラリーの中。「日本的なもの」はどれでしょう?

この写真に写っている物全て日本的なものばかりです!左側は張り子細工、右側は和紙で小さいキューブを作って何十個とつなげて固めて作られたアクセサリーです。
そして真ん中が目当ての先生の作品です。お名前は江藤雄造さんとおっしゃいまして、姫路市を拠点に海外へも発信されています。
白い額に入っているものは蒔絵の花札、そして手前がガラス食器に漆絵の具で金魚が施されています。
こちらはアクリル板に描かれています。


アクリル板があらゆる光を反射したり、いろんな物を写し込んだりするので、写真がうまく撮れませんでした。近寄って見てみると、本当に細かい筆さばきで、見入ってしまいます。
アクリル板の向こう側の影も楽しむ作品なんだそうです。この写真ではちっとも楽しめませんね。金魚の朱の鮮やかさも、1匹1匹のわずかな動きの違いも、これではわかりませんね。申し訳ないです。

よく知りもしないのにやってみようと思う私の悪いところですが、これは漆芸というのでしょうか?教室では、漆工芸作家を目指すところから金継ぎや螺鈿細工もコース違いで教えていただけるみたいで、何から始めるのがいいのか聞いてから決めようと思います。
漆芸といえば、旅行に行った先でお土産屋さんの一番奥の棚に、高価な工芸品の一つとして陳列されている印象しかなかったのですが、まずは自分で使う日々の食器を作れたらいいな、絵を入れるとしたらもちろんごまちゃんのデザインを入れて完成させたいなって思っています。
そして、このギャラリーが入っている建物もまるごと素敵なので、たくさん写真を撮ってきました。
大阪市中央区淡路町にある「船場ビルディング」といいます。国の登録有形文化財なんだそうです。地下1階、地上4階、屋上にも上がることができます。
私がここを訪れるのは今回で2回目なのですが、前回訪れた時は雨降りの日でして、見ての通りの吹き抜け、回廊のような造りなので、少し強い雨が降るとビルの内側でも傘をささないと雨に濡れてしまうというところでした。





ギャラリーのオーナーさんいわく、近々江藤雄造さん親子(お父様が蒔絵師)で親子展をするからまた見に来てね、といい情報ゲットして帰ってきました。
ちょっと気になるのが、ギャラリーって美術館じゃないから、ただ見に行くだけって少し気が引けるんですけど、無い袖は振れないので・・・気にしない!気にしない!
さて、これが何十年と続けていきたい私のライフワークとなるかどうか。
始めてみなければ何も始まらないので、とりあえず始めてみることにします。