2022.1.30
今週もいつもと同じように長田神社へお参りに行ってきた。
去年10月くらいから七五三参りの参拝者が増え始め、12月に一旦落ち着いたかと思うとすぐに1月新年と十日戎のお参りが続いて、写真撮影の邪魔になるだろうとなかなか落ち着いてお参りできなかったが、ようやく普段の長田神社に戻ったような気がする。

画角が良くないが、私がしゃがんでしまうと鳩がいっせいに逃げてしまいそうで、立ったままそーっとスマホを取り出し撮影した次第。
鳩が群れて休息していたり、自転車に乗る練習をしようと親子で来ていたり、近所の高校生数人が部活姿で座って話し込んでいたり、ここは地域の憩いの場となっているみたいだ。そんなまったく気取ったところがない長田神社に来ると、私もホッと癒やされる気がする。
もうすぐ節分ということもあって「福豆」が売られていたので、スーパーで買うくらいだったら神社で買った方が良いような気がして(なんの根拠もない、なんとなくそんな気がして)、1つ買ってみた。おやつとしてポリポリ食べるには大豆なので罪悪感はゼロだが、ついつい食べ過ぎておなかを緩くしてしまいそうなので、きちんとお皿に食べる分だけ取り分けて頂こうと思う。

それから、最近特に意識して読書の時間を作り、膝の上にごまちゃんを乗せて本を読み耽っていることが多いのだが、私の本を読むという習慣はいつから始まったんだろうかとふと考えてみた。
中学生の時から自宅から30分圏内にある紀伊國屋書店梅田本店は知っていて参考書を探した記憶はあるものの読書に没頭した記憶はなく、やはりきっかけは高校生活だったのかと思う。
私が通った高校の卒業生ではノーベル賞受賞された吉野彰さん、コメンテーターの橋下徹さん、アナウンサーの有働由美子さんなどが有名で、私は少し後輩の104期生になるようだ。
伝統ある高校には伝統を守ろうと一生懸命な先生と学習方針がある。3年間現代国語の先生はなぜかずっと同じA先生で、3年間同じ課題をこなした。
夏休みの現国の宿題が、副教材の日本文学史に載っている作品の中から最低10冊の本を読んで、1作品につき確か100文字だったと思う、感想文を書いて提出することだった。私はこれを3回こなしたことになり、高校3年間で少なくとも30冊の日本文学を読んだことになる。
寝る時間を削って勉強に明け暮れた3年間ではあったが、強制的でも読書する時間を作っていただき、それが今でも習慣として残っていることに先生には感謝申し上げたい。
以来、通学・通勤の途中、病院などでの待ち時間に読むために、あくまで紙の本にこだわる私は、バッグに本を詰めてパンパンにして出掛けるのである。
私にとって北野高校での3年間は、成績上位者ではなかったので暗黒の3年間であり、辛い過去でしかない。いまだに伝統校であるがゆえの重圧を感じることもあるが、唯一体に染みついた読書という習慣を財産に、これからも自分の生活リズムを大切に守っていきたいと思う。