2021.12.19
こんにちは。
毎週欠かさずお参りしている長田神社ですが、今週もきちんとお参りしてきました。毎週何が何でも神社に通うぞ!と決めてお参りしだしたわけではないのですが、6月にこちらに引越してきて以来、何となく休日にお参りに行くようになって、それが毎週となり、何週か続いた時にはお参りに行かない週を作ってしまうと逆に気持ち悪くなって、今では休日のルーティンとなりました。


12月も中旬になるとさすがに七五三参りの旗は撤去され、代わりに絵馬が備え付けられて、新年を迎える準備が着々と進められている感じです。
長田神社は神戸を代表する神戸三大神社、「生田神社」「湊川神社」「長田神社」の一つ。3社をまとめて巡ることを「三社参り」と呼ばれて、特に初詣で毎年欠かさず三社参りをしているご家庭もあるというほど、神戸ではなじみのある神社です。
私が通う近所の美容院のオーナーさんがおっしゃるには、長田神社の最寄り駅、神戸市営地下鉄「長田駅」・神戸高速「高速長田駅」周辺は主要幹線道路が交錯している交通量が非常に多い場所なので、毎年お正月は電車での参拝客を優先して駅周辺に交通規制が入るようです。私が知る限りでは神社周辺に小さいコインパーキングが数カ所あるにはありますが、周辺道路は一方通行の狭い道も多く、交通規制も入ることですから、やはり電車で参拝に向かわれる方が賢明だと思います。
私はいつもの静かな長田神社と駅前から神社に向かって続く商店街がどれだけ活気づくのか、長田という町がどんな表情を見せてくれるのか、初めて迎える神戸での新年が今から楽しみでなりません。
さて、今週は、ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロさんの「クララとお日さま」についてです。


カズオ・イシグロさんは「1954年11月8日長崎で生まれて、5才の時に海洋学者の父親の仕事の関係でイギリスに渡り、日本とイギリスのふたつの文化を背景に育つ」とあります。
2017年にノーベル文学賞を受賞された時のインタビュー映像を何となく覚えていて、お顔や話し方(お話しされている言語はもちろん英語なので内容は字幕を見て認識しますが)や声音に温かさを感じて、以来機会があれば作品を読んでみたいと思い、今年の夏頃からこのかわいらしい表紙に気づいていて、ようやく12月になって読み終えることができました。
正直なところ、1回読んだだけでは難しいと思いました。私の貧弱な想像力では描写しきれない、未経験のワードや映像が盛り込まれています。
AIを搭載した人工ロボットが病弱な少女の人工親友「AF」になるという話。「AF」がショップで売られている時代背景は現在より少し未来なのかしら、でも生身の人間たちの衣食住の表現に関しては現在とあまり違和感がなくて。ただ「向上処置」を受けた人間は大学に進学することができたり、そうでないものは進学の道を閉ざされるという極端な格差社会が存在したり。
年老いてきてこれらのワードが頭の中で思うように整理ができなくて、字面を追っているスピードと頭の中の映像化に時間差が生じて、物語の中に入り込むのに少し時間がかかったように思います。
クララの持つ純粋で美しい心とクララの目が映し出すクララ特有の描写があります。そしてお日さまが放つ美しい光模様。私の貧弱な経験を基にした貧弱な想像力では、これらを美しく再現できません。是非とも映像化していただいて、クララの見ていた景色を見せて下さい、そしてたくさんのお日さまの光に包まれて、お日さまの特別の栄養を私もいただいてみたいと思いました。
と、少し感傷に浸っている間、ごまちゃんは西日を浴びながら気持ちよさそうにお昼寝中です。
猫は猫なりにお日さまの特別の栄養をいただいているのですね。

Beautiful picture ❤️
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